循環器でよく使われる薬の話④ ~ミリスロール®(ニトログリセリン)~

ニトログリセリン(ミリスロール)

 

・適応

 急性心不全、不安定狭心症、手術時の低血圧維持

 

・副作用

 急激な血圧低下、頻脈、嘔気、頭痛

 

・禁忌

 閉塞隅角緑内障、高度貧血

 

・ポイント

 作用として一酸化窒素(NO)を放出して結果を拡張する。

 強い静脈拡張作用を持ち、急性心不全におけるうっ血を改善できる。

 また、冠動脈拡張作用もあり狭心症にも使用される。

 人工心肺を使った手術でも使用される薬である。

 強い血管拡張作用を持つので血圧のモニターが必要である。